そこまで退屈じゃないけど
「趣味は?」って聞かれて「音楽とか好き」とか言うと、人間としてはアクティブ的な感じに思われることがたまにある。
そしてその流れで、製造の仕事ってつらくない? 退屈じゃないの? って聞かれることがある(たまーに)。
結論から言うと、あんまり退屈じゃない派です。
そういうことを聞いてくる人は大体根っからの超アクティブ派。
バリバリに営業職とかやってるようなタイプ(しかもちゃんと営業で稼いで評価されてるタイプ)。
というか今思ったけど、ずっと東京とかの都会に住んでる人にとっては、THE・製造業で働いてる人間ってもしかしたら周りにあんまりいないのかな?
そっちの方が新鮮だ。
むしろ、スーツ着て毎日パソコン打ったり、ビル街歩き回って電話したり、一日そうしている生活が想像つかない。
いや、立派なお仕事なんだろうけど。
うちにもダイレクトメールやなんかは無駄に届くし、マンション買いませんかの営業電話受けたこともある。
そういうものをスーツの人が作って、お金を動かしてることも知ってる。
自分が職人肌かといったらそんなこともないけど。
なんか目の前にあるものを実際に触って(手袋してるけど)仕上げていくのって、結構面白いと思ってる。
面白くない?
子供の頃砂遊びとかレゴで遊んでた感じの延長かも。
同じ作業ばっかで飽きることもあるけど、そういう時は好きな曲を脳内再生。
あとは昔のこととか、今度行きたい国とか、全然他のことを考えててもいい。
もちろん手が止まったらアウトだけど、仕事だけちゃんとしてれば頭の中なんて誰にも見られない。
道路工事みたいに外で働くのに比べたら、食品系の製造なんてわりと年中涼しいし快適。
シフトだけしっかり勤めて、家帰ったら次の出勤まで完全フリー。いきなり電話で呼び出されたりしないのもいい。
そのうちAIとかの機械が全部作るようになるって話もあるけど、正直まだまだ大丈夫だと思ってる。
だって専用の機械作るのにも買うのも金がかかるから。人間の方がいろんな作業できて安い。
まあ、給料はもうちょっとほしいけど。