自販機の缶コーヒーが10円値上がりすることで変わった日常
2022年は様々なものが値上げした。食料品も日用品も、何もかもが値上がりしていく。
何てことのない我が日常にもその値上がりの波は押し寄せている。
値上がりしたものの例を一つあげると、社内の自販機の缶コーヒーの値段が100円から110円に値上がりした。
この10円の違いが日常をほんの少し変えた。今回はその話を書いてみたい。
これまで100円ちょうどで買えて使い勝手がよく、社内にある自販機をよく利用していた。
寒い季節には、HOTの缶コーヒーを買って一人で温まるのが好きだった。
ところが110円となるとお得感は薄くなり、さらに10円玉がない時は何となく不便さを感じるようになる。
10円の違いはあなどれない。
ということで休憩室の給茶器でお茶を飲むようになった。
休憩室を利用するようになると、そこにいる他の従業員やパートさんたちから話しかけられるようになる。
珍しいね~と言われて世間話をしている内に、すっかり僕も休憩室を利用する従業員の一員となった。
・世間話をしてくる他部署の先輩
・趣味に誘ってくる同世代の従業員
・お菓子をくれるパートさん
・結婚を進めてくる人生の先輩たち
いろんな人とのちょっとした触れ合いが生まれた。
時間にすればほんの1~3分ほどかもしれないけれど、案外この時間が好きだ。
ただ黙々と仕事をするのも良いけれど、こうやって何気ない人との触れ合いがあるのも良いなと思う。
何となく会社に行くのが前より楽しみになった気もする。
様々なものが値上がりしてうんざりしたりもするけれど、休憩時間に生まれるこの些細な高揚感は缶コーヒーが10円値上がりしたからこそ得られたもの。
周辺の何かが変わる時は、自分も変わるチャンスだったりするのもかもしれない。
缶コーヒーが10円値上がりするという、些細な変化が僕の日常を少し明るくしてくれたように。
いろいろある日々だけど、楽しく前を向いて過ごしていきたい。
そう思う今日この頃でした。